こんにちは、d-sumaシステム担当です。
最近はスマートフォンに動画を撮影可能な高性能なカメラが搭載されていますので、誰でも簡単に動画を撮影することができるようになりました。
動画を撮影したり、編集する際に気になるのが動画のファイル容量です。
動画は画像ファイルと比べると、非常に大きなファイル容量になります。
動画のファイル容量が大きい理由
皆さんは学生時代にノートの各ページの片隅に絵を描いて、パラパラ漫画を作ったことはありますか?
動画ファイルはパラパラ漫画と同じ原理で何枚もの静止画像を次々に見せることによって、絵が動いているように見せています。
その為、1つの動画ファイルに何枚もの画像ファイルを保存している形になり、自然とファイル容量が大きくなるのです。
動画ファイル容量と画質の関係
一般的に動画の画質をよくするには、動画の解像度(きめ細かさ)を上げる必要があり、動画の解像度を上げるには動画のファイル容量を大きくする必要があります。
特に動画の1秒あたりのファイル容量を表すビットレートという数字をどれぐらいの大きさにするかによって、画質の良し悪しが大きく変わります。
ただし、ビットレートが大き過ぎると、インターネットで動画を配信する時に通信回線や端末の性能に大きく負担を掛けることになり、動画がカクついて再生される原因になります。
その為、動画ファイルを作成する際には、適切なビットレートに抑えて容量を小さくすることが重要になります。
動画ファイル容量の目安は?
動画ファイル容量やビットレートをどれぐらいに設定するか?は、パソコン向けに配信するかスマートフォン向けに配信するかで大きく変わってきます。
パソコン向けに配信する場合は、フルHDの動画で8,000kbpsぐらいのビットレートを目安にすると、それなりに高画質を確保しつつファイル容量を抑えることができます。
スマートフォン向けに配信する場合は、パソコンに比べて回線速度や端末性能が落ちることが多くなりますので、3,000kbpsぐらいのビットレートが目安となるでしょう。
動画ファイル容量の計算方法
ちなみに、ビットレートと再生時間が分かると、動画ファイルのファイル容量がどれぐらいになるか計算することができます。
ファイル容量(MB) ≒ ビットレート(kbps) ÷ 8,192 × 再生時間(秒)
また、逆に動画ファイルの容量と再生時間が分かると、ビットレートがどれぐらいになるか計算することができます。
ビットレート(kbps) ≒ ファイル容量(MB) × 8,192 ÷ 再生時間(秒)
d-sumaの動画配信機能では10Gバイトまでアップロード可能、更に容量の自動調整も
d-sumaの動画配信機能では動画ファイルをアップロードすると、パソコンに配信する場合にはパソコン向けのビットレートに調整された動画が、スマートフォン向けに配信する場合にはスマートフォン向けのビットレートに調整された動画が、自動的に作成されて配信されるようになっています。
また、プレミアムコース、ストリーミングコースにご契約の場合は、ファイル容量が800Mバイトまでの動画ファイルを合計10Gバイトまでアップロードすることができますので、高画質な動画ファイルをいくつも配信することができます。
高画質の動画をパソコンやスマートフォンへ適切に配信されたいとお考えの場合は、是非、d-sumaへお気軽にご相談ください。